9:00ごろ起床。
小雨が降っていた。
朝の冷たい空気を吸いながら
大嶺さんと坂を下る。
今日は龍太の誕生日なので、
小さなケーキをセブんで4個ほど購入。
龍太に気付かれないように、
こっそり皿に盛り付ける。
電気を消してお祝い。
ろうそくはない。
龍太は照れくさそうで、
でも嬉しそうだった。
我々が散歩している間に、
龍太がご飯の準備をしてくれていた。
昨日食べ損じた手料理、
野菜たっぷり豆乳鍋とチキンのトマト煮、
焼いた食パンと魚のペースト缶詰。
TVを見ながらあっという間に平らげた。
美味かった〜。
龍太、女子力高い。
その中でも印象深かったのは、
井上陽水「氷の世界」のこの動画。
67歳にしてこの迫力。
「コオォリノッセカァヒィィィィィィィ〜!」
の部分を何回もリピートした。
フォーク時代の他のミュージシャンとは、
一線を画す唯一無二の存在。
陽水の魅力を一言で説明するなら「不気味さ」である。
3人ともみんな陽水が大好きだった。
もう一つは上原ひろみとチックコリアの二重奏。
龍太が「自分を抑えきれない女性」に魅力を感じると言ったので、
上原ひろみがすぐに頭に浮かんだ。
雨の音がシトシト聞こえる部屋の中、
男3人で13分の動画をじっくり鑑賞。
おじさんと若い女性の、
美しく濃厚なベッドシーンを見せられているようだった。
チックの旋律の上で、心から気持ちよさそうに奏でる上原ひろみ。
その表情はものすごく官能的。
音楽でエクスタシーを感じて、イッてる。
クスリもハッパもいらないのだ。
そんな感じで、
夜まで本当にたくさんのことを話した。
龍太、
ハッピーバースデー。
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