倫太郎は鎌倉でしらす丼を食べたいといっていたので、江ノ島で食べることにした。
駅から海の方へ歩く。
風が強く吹いている。
江ノ島に入るための一本道は
カップルや親子連れ、海外の観光客で長い列になっている。
平日でこの多さなら、
休日やオンシーズンは身動きとれないくらい人がいるんじゃないか?
江ノ島につくとすぐ坂道になっていて、両脇には土産屋、がズラリと並ぶ。
急勾配の坂を登ると神社が見えてきた。さらに階段がある。
どうやら江ノ島は我々が思っている以上に広いようだ。
階段に座って休んでいると、
目の前にかっこいい極太フォントで書かれた「エスカー」の文字が飛び込んできた。なんだろうと思い看板をよく見ると、頂上まで通じているエスカレーターのことらしい。歩くと20分、エスカーだと5分らしい。景色も見れるし、歩いて登った方がいいかなと思ったけど、せっかくだしエスカーに乗ってみることにした。
倫太郎がYUIの歌に「es.car」という同名の曲があるといい、歌詞を口ずさみだした。
鎌倉あたり歩くと思ってたから
知らない場所に浮かれているの
展望灯台に昇ったら
そっとオマジナイをかけるわ
ごめん
恋してる
(YUI『es.car』より)
エスカーは本当にただのエスカレーターだった。登りながらPVの踊りを再現する倫太郎。
頂上に着いた。
晴れていて眺めも最高だった。
長い階段を上から眺めて、エスカーを使ってよかったと心から思った。
しらす丼を目指して山沿いを歩くと、荒々しい山肌が見えてきた。
絶壁を眺めながら少し歩くと、
目的地の「江ノ島屋」が見えてきた。
14:30ごろだったにも関わらず客さんはたくさんいた。
店の前で40分ほど待った。
通された席は、海を一望できる最高のロケーションのテラス席。
ついに念願のしらす丼にありつける。
苦労して、たくさん歩いてたどり着いた生しらす丼は格別に美味かった。一瞬でなくなった。
1,300円の至福に浸りながら山を降りた。
たこせんべいも食べたいといっていたけど、しらす丼で満たされていたので食べなかった。
行きはあんなに辛かった坂も帰りはあっという間に降りた。
楽しい時間もつかの間、江ノ島に感謝と別れを告げ、島を後にした。
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