出勤前に見上げる空は、毎日違う。
季節の移り変わりとともに、雲の大きさ、早さ、空の色、
毎日単調だなぁと感じている人は、
空を注意深くみてほしい。
同じ人がこの世の中に2人としていないように、
同じ空は2度と見ることができない。
そんなことを考えながら、
今日もバイトに向かう。
昼すぎに終わり、マッハで帰宅したのには理由があった。
今日は那覇で映画の無料セミナーが開催される。
沖縄県産業振興公社が企画するセミナー。
「映像製作への最初の第一歩〜売るためのコンテンツを作るためには〜」
場所は沖縄県市町村自治会館2F。
ご覧頂きたい、このピカピカの公社!
広い会議室に長机が並べられ、前方には巨大なプロジェクター。
50名ほどいただろうか。
私は一番前の真ん中に座った。
今回登壇するのは大和田廣樹さん。
大和田さんはもともとITベンチャー事業で成功し社長だった過去を持ち、
映画とは無縁の生活だったが、
ネットシネマ事業運営を皮切りに、
映画のプロデューサー業も行うようになる。
有名なところでは、
『松ヶ根乱射事件』『ドルフィンブルー』『ぐるりのこと。』
などプロデュースしている。
また、林海象監督とともに『探偵事務所5』シリーズを製作。
現在は活動の中心を、中国、台湾、米国に移し、
勢力的にプロデュース業を行う。
本当に今の自分が欲している情報を得られてとても勉強になった。
プロデュース業という仕事の真相、映画業界の現状を、
大和田さんの体験談も交えながら、
分かりやすく説明してくれたので、
これから自分がどこに向かうべきか、
を考える上での判断材料に大いに役立つと確信した。
セミナーを終えた後はすぐに交流会、
という名の打ち上げ&飲み会。
落ち着く雰囲気の琉球居酒屋で、刺身を食べた。
うまい!!
交流会の席では、諸先輩方からたくさんアドバイスをもらった。
自分で初めて作った名刺を持っていってたので、
マナーも分からないまま、名刺交換の流れに勢いで乗っかった。
名刺交換の作法や、名刺自体の役割なども身を持って体験できたので、
社会人としてまた一歩(いや半歩くらいか)大人の階段を登ったなぁと思った。
大和田さんは、
私の質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれた。
大和田さん本人も昔から脚本を書かれているようで、
クリエーターの目線にたって作品のことを考えている方だと感じた。
プロデューサーという仕事は、
お金をやりくりして作品から利益を捻出する仕事だから、
作品性にはほとんど干渉しないひとなのかと思っていたが、
少なくとも大和田さんは違った。
いい作品を撮りたいという想いが話している随所で感じ取れた。
世界を又にかけて活躍するプロデューサーの方と
こんなに深くお話できたことは、
私の一生の宝物になったと確信した。
写真は大和田さんと。
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