ある日の10:00ごろ、
上中里駅の待合室でキャリーケースの荷物を整理していたときのこと。
(※写真は夜の上中里駅)
待合室にはおばさんがひとり、
手提げ鞄を抱きしめて椅子に座っていた。
そのおばさんがずっとこちらを見ている視線を感じていたが、
次の電車が来るまでに荷物をまとめたかった私は荷物をいったん出して整理していた。
突然声が聞こえた。
「あんたぁ、いま警察に通報したからね!」
驚いてとっさに横を向くと、
おばさんがギラギラした憎悪を目の奥に秘めてこちらをにらみつけている。
「え、なにが?」
「いま私が通報したから、もうすぐここにお巡りさんがくるわよ・・・!」
おばさんの目は相変わらず、
瞬きもせずにこちらをじーっとにらみつけている。
なんか色々よくわからくて、
ちょっと笑ってしまった。
「なんでだよ。」
と半笑いで突っ込んだ。
すると、
「さぁ、なんででしょうね〜?」
と一切目をそらさずに放った。
「どうやって呼んだんだよ。」
と聞くと、
「テレパシーで呼んだのよ!」
と返ってきた。
あ、これは何かにやられてしまった人だと気付き、まったく整理できていない荷物を無理矢理キャリーケースに押し込み、ダッシュで待合室を脱出した。
そして、ちょうどホームに滑り込んできた電車に飛び乗って、後ろは振り返らなかった。
こんな感じで何故かわからないけど、私はよく話しかけられる。
あ、でも私もよく人に話しかけるんだった(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿