2014年2月1日土曜日

『カラオケで気付くPOPソングの力!』の巻

先日バイト先でカラオケいった。
みんな遠慮して曲を入れようとしないため、
自分がどんどん曲を入れてみんなを煽って歌わせるという
なんとも奇妙なシステム。
みんなこういう時は頑に一歩引くからなぁ。
だから私の役割は、
みんなが歌えそうでかつ、みんな知ってる曲を
そのときのメンツを見ながら、
盛り上がりの強弱も考えながら、
曲を入れていく。
なんかDJみたいなことしてるなぁっち思った。
大体POPフィールドの誰もが知っているアーティストの
売れた曲を中心に、時折アニソンなどのマニアックな選曲も混ぜながら
進めていく流れがスタンダードだ。

めちゃめちゃ頭を使うため、酔ってるとできない。
酔っぱらっていたらそんなめんどいことはうっちゃなげる!

カラオケは飲み会の2次会で行くぐらいで、
普段ほとんど行かないのだが、
最近カラオケに行って気付いたことがある。

「日本ですげー売れている曲はどこがそんなにすごいのか」
である。

この話をするときに「FUNKY MONKEY BABYS」を例に出す。

自分はファンモンは当初そんなに好きではなかった。
聞いても全然FUNKYやないし、
日本語RAPのダサい部分だけ抽出したような楽曲やんかと
否定的だった。
が、その考えが変わる出来事があった。

バイト先の2次会でカラオケにいったときのことだ。
このときはかなり飲んでて、前述したカラオケ奉行の仕事も放棄。
椅子にグダッと座ってみんなが歌うのをヘラヘラ見てた。
そのとき誰かがファンモンを入れて歌いだした。(なんの曲か忘れた)
「マツノも歌えよー」という流れでマイクを渡されたが、
USENで聞いたことあるくらいでサビしか知らないレベル。
しかもケッコー酔ってるのでちゃんと声がでる自信もない。
「まぁいいや」と思いマイクを握り歌ってみた。
なんとこれがしっかり歌えて、
しかも歌詞もめっちゃ共感するやん。
すてきやん、っちなった。

つまり何がいいたいかというと、
「どんなに酔っぱらっていても気持ちよく歌える曲」ってすげぇ!
とそのとき気付いた。
古来より「歌」って祭り事の一体感や昂揚を示す自己表現として人々に愛されてきた、
そのルーツを感じた。

カラオケは現代社会人がガス抜きするメインスポット。
だからこそ酔っぱらって気持ちよく歌える曲が指示され売れる。
「毎日辛いけどがんばろう」とかを自分自身が歌うことで
前向きな気持ちになる。
「明日も頑張って働こう」という気持ちにさせる
カンフル剤的機能をそういう曲は潜在的に持っている。
裏を返せばその機能って怖い部分もあるけど、
今回はそのことには触れない。
素直にすげーなと思った。

私は酔っぱらったことにより場末のカラオケ屋で
そのことに気付いた。

ファンモンの楽曲が自分の中で名曲になったのは
このときからだ。


FUNKY MONKEY BABYS 『ヒーロー』


この「ヒーロー」って曲とか仮に私が家族がいたとして、
酔ってカラオケいって家族の前で歌ったら泣いちゃうよ、たぶん。

この会場のおとーさんの目・・・。
家族で観にきちょんのやろーな・・・。

後ろのスクリーンに歌詞でるとかいう
徹底的に民衆に迎合した親切な演出とかみてても関心する。

ちなみにいつも行くバイト先の近所のカラオケ屋は
日本とは思えないほど壮絶な汚さ。
コンテナの中に部屋が作られており、トイレはプレハブ。
壁は穴だらけ、ソファーのバネが尻に当たる。
でも、なんか落ち着くんよ、こういうとこ。
このソファーとかいいよね。
チェーン店では絶対感じられない空間。

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