朝起きて一番にすることは、
顔を洗い歯ブラシを口に突っ込み、
玄関を開けて外の空気を吸う。
天候確認も兼ねてだ。
今日は、小雨で湿気も多い。
ラジオをつけるとFM沖縄のFINE。
デビッドシェーンの陽気な声が気持ちい。
洗濯機を回して、筋トレに入る。
腕立ては床を押し返すイメージでゆっくり30回。
そういえば最近欠かさずストレッチしている。
将来、腰が痛くならないようにするためには、
腰周りの筋肉を柔らかくしておくことがマストだ。
しかし私は死ぬほど身体が硬い。
だから筋トレよりストレッチの方が辛い。
柱に両手で捕まって股割りをする。
1ミリづつ足を開きながら90秒耐える。
少しづつではあるが、股の開きが大きくなった気がする。
納豆卵かけご飯、牛乳。
コーヒーを飲みながら読書。
PCで仕事をする。
30分だけ「田園に死す」の続きを見る。
大嶺さんから着信。
40分くらい話す。
奇跡のようなエピソードをきかせてもらってテンションあがる。
「この世は全て成るべきして成っている」という言葉に尽きる。
あっという間に昼になって、
音楽制作に取り掛かる。
「イルカが攻めてきたぞっ」の録音、ミキシング、マスタリング。
キラキラ感が欲しくて、ウインドベルを録音。
6時間ぶっ通しで気づけば18:00を回っていた。
ほんとあっという間だなぁ。
でも早くなったと思う。特にミキシングとマスタリングは。
でもまだまだ効率はあげられるはず。
ウインドベルちゃん久しぶり
そういえば大嶺さんと昨晩話してて、
大嶺さんにウケた話を話そう。
それは『私は人よりも想像力が豊かで、固定概念がなさすぎて、常日頃から妄想の連続で、体力の消耗(脳みその回転)が人より激しいので、白髪が多かったり突然猛烈な睡魔に襲われるのだ』という説をわかりやすく体現した話。
おととい厨房でいつものようにラジオ聴きながら仕事してたら、
急に『ザーーーーー!!!』っと爆音の砂嵐に変わってしまった。
突然の出来事に驚き、反射的に厨房から出て、窓越しに外を見た。
私は瞬間的にこう思った。
FM沖縄の方、つまり那覇よりの浦添に核爆弾かなにかが落とされたのではないか。
核爆弾のことを伝えることもできず。ラジオ局は一瞬で跡形もなくった。
その爆風が中城村まで届くまであと何秒あるだろうか。
私はなすすべもなくその場に身を小さくしてしゃがんだ。
ガラスからなるべく離れなきゃとか、
そもそも一瞬でふきとばされて死ぬんじゃないか、
とグルグル脳内妄想がフル回転。
しかし次の瞬間、何事もなかったかのように
ラジオが元に戻り、MCの軽快なトークが聞こえた。
私はゆっくりと立ち上がると仕事を再開した。
つまりなにが言いたいかというと、
『絶対にこうだ』ということはないのだ。
だから、
ラジオの突然の砂嵐は、
『オーディオ機器の故障』から『世界滅亡』まで、
私を妄想の旅に連れていく。
これ書いてて再認識したのだけど、
私が朝一番に外にでるのは、
『寝ている間に世界が終わっていないか』という
不安を払拭するための行為だった。
いつものように街があって空があって猫が歩いていれば、
晴れであろうが雨であろうが、
ほっと胸をなでおろす。
屍の街で。
朝の涼しい風を浴びながら、
生(せい)に感謝する。
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