2015年3月15日日曜日

『ご飯は時間のかかるもの』

お金を払えば
なんでも食べることができる
世の中です。

100円でチョコが食べれるし
200円でケーキが食べれるし
400円で牛丼が食べれる。

誰でも食べることができます。

便利な世の中なので、
「あー今日はもうクタクタだから
コンビニの弁当で済ませよう」
とか
「カップラーメンで済ませよう」
となっても、それらは
とっても美味しいです。
満足できる美味しさなのです。
そういう便利な食べ物が
そこらじゅうに溢れていて、
みんなも私もパクパク食べます。


5袋350円のレトルトカレーや
油も水もいらない冷凍餃子、
レンジでチンする150円の1人用コンビニ惣菜。

これらは本当に美味しいのです。
美味しいし安いから、
明日もまた
「クタクタだから」
と買って食べてしまいます。

少し考えました。

なんでこんな便利な食べ物が
こんなに安いんだろう。

製造過程の効率化、
原料の低コスト化など、
様々な企業努力が
そこにはあるはずです。

科学文明の力が
食べ物を長持ちさせ、
いつでもどれだけでも
食べ物にありつけるように
なりました。

しかし、

料理をしたことのある人なら
わかると思いますが、
本来ご飯を食べるためには
それなりの時間がかかります。

材料を買ってきて、
皮をむいたり切ったりして、
フライパンを温めて、
順番に炒めて、
調味料を入れて、
やっと食べられる状態になります。

この過程を全てすっ飛ばして、
「温めれば」出来上がったり、
「お湯を入れて3分で」
出来上がったりする食べ物は、
その時間を全て省いてくれます。

時間というものは
とても大切なので、
節約しようとすると
お金がかかります。

例えば目的地に早く行きたいとき
バスや電車を使うより
タクシーを使いますよね?

タクシーは、バスや電車の
倍以上ものお金がかかります。

その短縮できた時間を
お金で買っていることになります。

話は食べ物に戻ります。
例えばカレーが食べたいとします。

まずルーや野菜や肉を買って、
材料を切って、
炒めて、煮込んで、
やっと出来上がりです。
2時間はかかるでしょう。

それに対して、
レトルトカレーは
お湯で3分温めれば
出来上がりです。

しかし、レトルトカレーは
高くないのです。
それは手作りのカレーの方が
材料の選び方次第で
いくらでも安くはなりますが、
それにしてもレトルトカレーは
一袋80円ほどで食べれるのです。

時間は40分の1に短縮しているのに、
レトルトカレーは安いのです。

タクシーと同様に考えれば
こんなに時間が短縮できるものは
1袋500円くらいでもいいはずです。

何が言いたいかというと
「ご飯は時間がかかるもの」
だということを
知っておくことが大事です。

もちろん私もレトルトは
たくさん食べますし、
カップラーメンも大好きです。

ただ、そもそも、
ご飯は食べるまでに
時間がかかるものなんです。

かつては獲物を捕らえなければ
ご飯にありつけなかったのです。

我々は手を血で汚さずに
肉にありつけ、
靴を泥で汚さずに
野菜にありつけているのですから
それなりの代償はあることを
理解しておく必要があります。

だからたまの休日に
ゆっくり料理して
ゆっくりご飯を食べてみては
いかがでしょうか。

私はロハス派でも
自然保護団体でも
ありません。

ご飯を食べられる感謝が常にあれば、
自然と健康も維持できると
考えています。

新作カップラーメン
の試し買いはやめられないし、
飲み会後のラーメンも、
居酒屋での軟骨唐揚げも、
やめられません。

ただ知っておくと
自分でセーブします。

あ、これじゃマズイぞ!
って。

だから知ることって大事です。

「ご飯は時間のかかるもの」



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