2016年12月19日月曜日

言語を勉強するのだ

先週は本当に忙しかった。

私が日本語学校で働いていることは前述したが、
いったいどのような仕事なのかとよく聞かれるので回答する。
日本語を教える教員側のいわゆる「教務」ではなく、総務と呼ばれる事務を司る部署だ。
といっても部署をわけるほど大きい学校でもないので、
実際はあらゆる雑務を担う。
学生寮の準備、新入生の送迎、草刈りなど施設管理、書類処理、書類作成、アポ取り、来客応対などなど。
その日によってさまざまな仕事が舞い込んでくる。

私が務める日本語学校は住宅密集地にポツンとある。


庭には木々が生い茂り、猫が二匹出入りする素敵な空間。
初めて来たときからこの空気が好きだった。

少数のスタッフもみな優しい。
本当に恵まれた環境だ。

私は2年間本気で集中して言語を勉強すると誓った。
そのきっかけは台湾へ2ヶ月いったことだ。

言語の重要性を目の当たりにし、
その能力を手に入れたいと心の底から思った。
2年で、中国語と英語、この2つを本気で勉強する。

働きながら様々な国の人と話すチャンスがあるこの環境は本当に恵まれている。


ここに宣言する。
松野は「言語習得期」に入る。


話は戻るが、なぜ今週忙しかったのかというと、
2017年4月期生の募集が今週までだったのだ。
留学生から預かった申請書を入国管理局に提出しなければならない。
この書類、国によって出す分量が違っていて、ネパールは一人あたり、
25〜30枚の書類を提出になければならない。
例えば30人申請者がいた場合は、ネパールだけでも、
1000枚近い書類をチェックしなければならない。
彼らの殆どは、エージェントに書類作成を任せているため、
我々はエージェントから学生を紹介してもらう。
足りない書類や修正するべき箇所があるたびに、
エージェントにスカイプで電話して伝える。

エージェントは、日本語が話せない場合もあるので、
その場合は、英語がペラペラの職員が対応してくれる。
ただ、その職員が不在の場合、私がカタコトの英語で対応するしかない。
これを繰り返すうちに、なんとなく相手が何を言いたいのかがわかるようになった。
だいたい同じような内容の話をするわけだから、
でてくる単語も同じであることが多い。
「certificate」「income」「document」「application」などなど。
「できるかできないか」じゃなくて「できてもできなくてもやるしかない」のだ。
英語ができないだの言ってられない。
とりあえず、聞いてみる。
わかんなかったら「Eazy English please.」といえばいい。
それでもわかんなかったら「Slowly English please.」といえばいい。
それでもわかんなかったら「Please text.」といってチャットで書いてもらえばいい。
やり方は無限にある。


木曜は夜の2:00まで残って書類をチェックする作業をした。
ヘロヘロになって金曜日。
最後の最後まで、やりきった。
入国管理局へ。なんとかまにあった。
みんなのおかげです。
本当に遅くまでありがとう。
あの夜はたいへんだったけど楽しかった。
祭りみたいで。
それくらい熱中して仕事をするのは楽しい。

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