2016年12月12日月曜日

ゲーセン「PIT IN 2」

昨日も那覇で飲んでた。
「楊の店」という台湾料理屋。
水餃子と小籠包、大根もちに空芯菜。

そのあと、向かいのビール専門店で黒ビール飲む。

てつまさんに連れられ、
「PIT IN 2」というゲーセンに入る。
みんな黙々とゲームをしている。
私は「ジョジョの奇妙な冒険」のアーケードでてつまさんと対戦した。
スタンド攻撃が面白い。結構うまいねと褒められた。
そのあとてつまさんが「KOF」するのを観ていた。
知らない人と言葉をかわさず、機械を間に挟んで、死闘を繰り広げるこの感じ。
新しい感覚。




格ゲーは1秒間に60フレーム(60fps)だから、細やかなグラフィックの描き方が勉強になるといっていた。たしかに目で追えない速さでキャラが動き技が出る。1/60でアニメーションを作っていると知るとよく観察するようになった。

それにしてもこのゲーセン、時代が止まったかのような昭和の雰囲気。
ヤンキーは一人もいないが、クラスでは地味だった方の人たちが、目の奥にギラギラと闘志を燃やしながら、バチンバチンとボタンをたたく。

タバコの煙で視界は悪く、副流煙で喉も痛い。
私がまだ小さい頃、駅やゲーセンはこんな空気だった。
なんだかこの汚い空気も含めてすべて懐かしい。

12:00
店内の奥半分の機械の電源が落とされる。

12:15
おじさんが掃除を始める。
店内の電灯がチカチカと点滅した。
「もうそろそろ全部の電源が落ちるよ」
と鉄馬さんがいった。

12:30
店内ではまだ20人位が機械の前でバチバチやっていたが、
2度めの電灯の点滅が終わると同時に「ヴン」とすべての電源が落ちて、
ゲーセンは静まり返った。
「かえろ」と鉄馬さん。
みんないつものことだというように、
ぞろぞろと店をあとにする。
「こうしないとみんな帰らないからね」と。
たしかにそうだなぁと思った。
そとの空気を大きく吸ったら、現実世界に戻ってきた気がした。

小学校の頃、まこちんの家で当時大流行していた「スマブラ」をやりにいってて、
あまりにも毎日毎日ゲームばかりやる私達に腹を立てたまこちんのおばぁちゃんが、
ブレーカーを落として、家が静寂に包まれたときのことを思い出した。

あの時「ゲームは電気で動いてる」というのを実感したし、今回もそう実感した。

タクシー代てつまさんが出してくれた。
ごちそうさまでした。
知らない世界を見せていただきありがとうございます!



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