この世界が本当に残酷だと思えた瞬間から、
この世界が本当に美しいと思える。
黒という色を知っているから、
赤の赤さや、青の青さ、
そして白の白さに感動できる。
白の世界だけで生きている人間は、
本能的に黒を知ろうとして、
自らの身体に色を塗りたくる。
人によってその行為が、
意図しない範囲に及ぶこともある。
どんなに文明が発達しようとも、
人間が聡明になろうとも、
その好奇心や欲望は、
いつの時代も繰り返しているし、
誰にも止めることはできない。
僕らは所詮
生命の流れのちっぽけな歯車
大海の藻屑
この本当にちっぽけな存在が、
ときに無限の可能性を想像できる。
難しいことじゃない
次の瞬間から誰にでもできる。
心、解き放て。
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