2014年2月16日日曜日

『失恋ソングは麻薬のように』の巻

バレンタインも終わり、冬から春へ。
沖縄の桜は一足先に色づいている。

寒さもピークを越え、旅立ちのこの季節。
冬の初めに聞こえた恋愛成就の声とは一変して、
周りで耳にするのは、「ふられた」「別れた」などの言葉。


来たる春の新たな生活に備えて身支度にいそしむ人もいる。
1月のめでたい気分から一転、
2月から訪れる「失恋シーズン」が今年もやってきた。

先日も失恋した後輩とカラオケに行った。
周りの部屋から漏れてくる唄は失恋ソングばかり。
カラオケなんか行きたくないと頑に拒んでいたのを無理矢理連れてきたのだ。
「失恋したら歌って気持ちを晴らす」行為は、
おそらく太古から変わらない。

失恋した人とカラオケに行くときは、
失恋ソングだけを歌っちゃだめだ。
まず今の気持ちを失恋ソングで素直に吐き出させる。
次に楽しかった記憶を懐古しながら彼女(彼氏)との思い出の曲を歌わせ、
最後は気分が前向きになれる曲で相手を励まして締める、という流れだ。



私が失恋したときにヘビロテしてたのは、
jujuの『この夜を止めてよ』『さよならの代わりに』
SEAMOの『マタアイマショウ』


失恋ソングの歌詞って普通の精神状態だと割と聞き流すのに、
失恋NOWの人が聞くとグッと入り込んでくるから怖い。
聞いてると「あー分かるわー」「そうそう本当それ」「あんた天才」
とか歌手に対してつぶやいてる。
気付けば数曲を貪るように無限ループ。
まるで麻薬。

厳密にいうと失恋ソングではないがやたら心に響くのが、
風味堂の『ナキムシのうた』

 

失恋ソングって「失恋したことを歌った曲」だけを意味するのではない。
どんなアップテンポで楽しい曲も、彼女(彼氏)との思い出の曲であれば、
それはもう立派な失恋ソングになるのだ。

これからの季節どんどん聞こえてくるだろう。
別れ、旅立ち、失恋ソング。

でもこれだけは言える。
失恋や別れを経験して、人は成長する。
だから今心破れている人へ。
前向きにいこう。

0 件のコメント:

コメントを投稿