2014年2月9日日曜日

『隠れた名作!ライジングインパクト』の巻

日本列島は雪で一大事みたいですね。
みなさんくれぐれも事故にきおつけて!

現在、週刊少年マガジンで絶賛連載中の鈴木央氏の「七つの大罪」

舞台は中世のイギリス(たぶん)で、少年マンガの王道である「冒険もの」。
けっこう人気らしい。

私は連載される前の読み切り作品のときに、
たまたま食堂で読んだ。
そのときは、
「鈴木央先生の読み切りだ!」と思い食いついた。
「おー、やっぱ先生の画風は中世の世界観にマッチするなぁ」
「しかしさすが読み切り、ストーリーの圧縮率が想像以上だ!」
と思った。

で、結局連載されてからはまだ読んでないので、
そろそろ読む!


央先生と私の出会いはたしか中学生のころ・・・
週刊少年ジャンプで連載していた、
「ライジングインパクト」に
猛烈にハマった時期がある。

私がハマったときにはもう連載は終了していたので、
単行本を古本屋で立ち読みしてハマった。

小遣いをもらうたび、古本屋で1巻ずつ買った。
この「ライジングインパクト」はゴルフマンガなのだが、
いっさいゴルフに興味ない私が観ても充分に楽しめた。

央先生の描く絵は、タッチが綺麗で、繊細で、
当時読んでたどのマンガでも観たことのない、
暖かさがあった。

この作品は小学生の主人公ガウェインがゴルフに出会い、
天性の才能を駆使しながら、
人間離れした技を繰り出してくるライバルと対峙しながら成長していく
スポーツマンガなのだが、
まず主人公がカワイイ。
福島弁丸出しの金髪ハーフでプニプニしてる男の子。


当時ライジングインパクトにハマりすぎて、
ガウェインが好きすぎた。
自分が唯一恥ずかしかった「中二病」の記憶として覚えているのは、
「当時好きだった女の子に福島弁でメールを打ってた」ことだ。
相手の女の子はやさしかったから
「面白い言葉遣いだね」と返信してくれたが、
生まれも育ちも大分県の私がヨソの方言を使うことに対して、
「何コイツ」と思ったに違いない。
これは今思い出しただけでも恥ずかしい(笑
でもそれくらいハマってた。

自分が描く絵も、央先生の影響を受けてる。
あのような繊細な線はかけないが、
可愛らしさを学ぼうと必死に模写したことは覚えている。

単行本に収録されてる「おまけマンガ」も充実していて、
単行本を購入するファンにとって嬉しい特典だったはず。

しかしこの作品、波瀾万丈でして、
開始2クールで突然の打ち切りを食らっているのです。
その後、ファンの強い要望により、
設定そのままで、再び連載されるのです。
結局その後また打ち切りにあうのですが、
wikiにも書いてあるように、
打ち切られて完全な続編として再連載した作品
は本作だけらしいっす。

つまり、「作品の面白さ」が「ファンの声」となって、
「なんらかの大人の事情」をかき消した作品。
やっぱ何度読んでも面白いんよー。
でも何度読んでも、
最後のこれから盛り上がっていくのに、
唐突に早送りになってバスッと終わる感じが
切ない。

なんか「七つの大罪」もすげー読みたくなってきた!
読もぉっと!

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