2014年5月6日火曜日

『進み続けなければならない』

人間いつどうなるかわからない。
トイレに入ったっきり、中々出てこないから、
様子を見に行ったら倒れていたらしい。
緊急搬送されたがそのまま帰らぬ人ととなった。
私の中学校の恩師が、まだ若いのに死去した。
前日までいつも通り元気だったらしい。

命の長さを知らされぬまま日々を漂う我々。
突然突きつけられる死という存在は、
日常生活で麻痺してしまった生死の境界を呼び起こさせる。
冷たく暗く静かな広い海の底にどんどん沈んでいくような感覚。
しかし深い悲しみに飲み込まれても、我々は尚進み続けなければいけない。
細胞のひとつひとつが生まれ変わり続けるように、
大切なのは、その人を、この感覚を忘れないこと。

ご冥福をお祈りします。

『松脳MATSUNOU#3』

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