それが急であればあるほど、
上はどうなっているんだろうかという
好奇心が駆り立てられる。
坂道の上、逆光の中に
鳥居の朱色がちらりと見えた。
上に神社があるのかな。
目線の先に石碑。
なになに、坂道の名前は「真言坂」
それで「真言坂」
ヒイヒイいいながら登った。
やっと頂上に着いた。
立派な神社であることが外からでも分かった。
中に入って驚いた。
大阪の都心部とは思えない自然が広がっていた。
冬空の下、ソメイヨシノが葉を揺らす。
春になればこの道は桜色に染まるんだろうな。
キャリーケースはとりあえずその辺に置いて、
木漏れ日の中を歩く。
森林を抜けると、白い提灯が目の前に現れた、
とおもったら、
パッと景色が開けた。
奥の方に参拝者が多数いる。
あっちが本殿か！
と思い足早に向かう。
正面にたって驚いた。
とても立派な神殿だ。
ここは「生國魂神社（いくたまじんじゃ）」というらしい。
雲一つない澄み切った空。神々しい。
明けましておめでとう感が半端ない。ありがたや。
しっかりと拝んだ後、神殿の上から振り返ると、
おやおや！！
鳥居の上に、コスモ！！
どこにいてもみえるのね、ラブホテル。
おみくじはちょっと迷ったけど、引かなかった。
本殿の横を通り、森を一周する形で元の裏口に戻る。
途中、多数の神殿に遭遇。
ひとつの聖域に神様がたくさん祭られている、ジャパニーズスタイル。
日本の密集した住宅街を思い出した。
神様もご近所付き合い大変そう。
向かって左から、商売繁盛、家造安泰、芸術向上の神様。
浄瑠璃神社（記憶おぼろげ/芸術向上）の絵馬を何気なくみてたら、
宇都宮まきさんの絵馬を発見！！
新喜劇ファンの私は宇都宮まきさんのファン。
あのハスキー&セクシーボイスとスタイルのよさ、
好きです。
とても真面目で仕事熱心な方だなぁと思った。
まったりと神社散策できた。
あのキツい坂道を登った甲斐があった。
改めて、日本橋を目指す。
GoogleMapが私の命綱。
「ここを通ったら近いよ！」
とグーグル先生が教えてくれた黒門市場は
活気がある商店街。
大通りより、こういう道を通って進むのは楽しい。
市場を抜けると、ポンバシはすぐだった。
ここに来ると、毎回必ず目撃する
「段ボールおじさん」
「リアカーの最大積載量限界超えてるだろ！」
ってツッコミ待ちかと思うくらいパツパツ。
グーッと顔をしかめながら、全身全霊で押すおっさん。
さすがにちょっと歩き疲れたので、電電タウン入り口の交差点で一服。
俺の横で、おっさんが寝てる。
あ、起きた。
鳩もきた。
つか、よく見ると三つ編みしてる？
信長書店を流し見して、ビックカメラに向かう。
途中、メイド喫茶のキャッチにめっちゃ声かけられる。
ちょっと揺らぐが、またお金があるときにね、と自分に言い聞かせる。
その後、ブックオフで探していた本を購入。
なんやかんやしてたらすぐ時間て立っちょんのよなぁ。
18:00に鶴橋で、久しぶりの友人に再会。
２年前、軽井沢に出稼ぎに行ったときに知り合ったシゲとカナ。
なんかあの軽井沢の思い出が、たった一ヶ月のことだったんだけど、
鮮明に思い出して、懐かしかった。
元気そうでよかった。
鶴橋についてすぐ激辛チヂミを食べた。
あとからグッと来る辛さ。
様々な種類のホルモンと美味い肉を、思い出話とともに
ビールで流し込む。
途中、シゲとカナがHIROTAのシュークリームで
サプライズで誕生日を祝ってくれた。
これには本当に驚いた。
ありがとう！！！！
今回は、ごちそうさまでしたぁぁぁぁ！！！！
THANK YOU!!
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