2014年1月29日水曜日

『終わりなき時間との鬼ごっこ』の巻

「人間はみな平等だ」
という言葉を聞いて、前までは、
「金持ちも貧乏もいるし、身体が不自由な人もいるし、
生まれた国が独裁政治だったり、親がクソやろうだったり、全然平等じゃないやん」
と思っちょったけど、最近はこの言葉に括弧を付けることで自分なりに納得している。
「人間は(与えられた時間は)みな平等だ」
ということだ。
この世に生を受けて、死ぬまでの皆に与えられた「1秒」は平等に「1秒」なのだ。
最近それをつくづく感じる。
この年になって時間が進むスピードが急速に早くなった気がする。
「時」に「流れる早さ」を糾弾しようとしたら、
「あ、やべ気付かれちまったか!」と逃げ出して私を突き放し、
「時」はさらにその早さを増していくような感覚だ。

記憶の片隅の言葉。
8年前スペシャルドラマで
亀梨和也主演でやってたドラマの台詞を思い出した。
稀少難病に侵された20代の青年の
実話。
この言葉だけは強烈に覚えている。


『1年の価値を知るには、落第した大学生に話を聞くといいでしょう。

1ヶ月の価値を知るには未熟児を生んだ母親に話を聞くといいでしょう。

1週間の価値を知るには、週刊新聞の編集者に話を聞くといいでしょう。

1時間の価値を知るには、待ち合わせをしている恋人たちに話を聞くといいでしょう。

1分の価値を知るには、電車に乗り遅れた人の話を聞くといいでしょう。

1秒の価値を知るには、たった今、事故を避けれた人の話を聞くといいでしょう。

10分の1秒の価値を知るには、オリンピックで惜しくも銀メダルに終わった人の話を聞くといいでしょう。

時計の針は、走り続けています。

だからその一瞬一瞬を大切にしましょう。』

(ウィキペディアから引用)

自分を見失ったり、悩みに押しつぶされそうになったときに
この言葉を思い出す。

残り少ない命を
誰よりも1秒1秒感じたからこそ
まっすぐなこの言葉を残した。

だからこの1秒1秒を大切に生きよう。
残りあと「何秒分の1」のこの1秒を。

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