2014年1月4日土曜日

1/3(金)カステラとステーキ

3連勤が終了して、気付くと正月は終わっていた。
斉藤和義の「ずっと好きだった」を口ずさみながら、外に出ると雨が降っていた。

しばらくぼんやり空を眺めて、
「やまないかなぁ」と心の中でつぶやいたけど、
厚い雲に覆われた空は、冷たく私を静観していた。
タバコを1本ふかし、兄貴と旧友に電話した。

やはり止まない空をみて、
覚悟を決めてカッパを着た。

バイク民にとって雨は辛い。
沖縄の冬はほとんど雨だ。
道路はツルツル滑るし、体温は奪われるし、服はぬれる。
途中で、GEOに行き電池を買った。
ついでにりうぼうに行ったら
「徳用切り落としカステラ」なる特売品が売っていた。
168円で結構な量のカステラが入っていた。
おそらく正規品を作る際に出た破片のようなものだろう。
明太子でいうところの切り子、木材でいうところの端材である。

カステラは、私がちいさいころ母がよく買って来てくれた。
白い深皿にたっぷりとミルクを注ぎ、
半分に切ったカステラを入れると
スポンジのようにみるみるミルクを吸い込んで沈んでいくのだ。
ふわふわになったカステラをフォークですくい、口に運ぶ。

あの頃の記憶がよみがえり、無性にカステラが食べたくなった。
ミルクとカステラを握りしめてレジに向かった。

家に帰るとすぐに買ってきたミルクをコップに注いだ。
そしてその中にカステラを入れた。
あの頃食べたカステラと同じ味がした。
雨音をBGMに、カステラの甘さが私をつつみこんだ。


夜、明日のLIVEに向けて、我如古の物販制作をするため
銀河アパートに19:00に集合予定だったが、
寝過ごしてしまい、ジョージの電話で起こされたときには20:00をまわっていた。

23:00すぎに作業を終えた。あゆみ(こないだの物販)、ひろ(昨日)手伝ってくれてありがとう!

給料日前で生活があまりにも逼迫しているので「明日のライブ、誰か食料恵んでくれるお客さんいないかなぁ。」といっていたら、ジョージが見かねてジョイフルに連れて行ってくれた。

そしてご飯をごちそうしてくれた。


私は無心で食べた。久しぶりの牛肉だった。
しかも油を注射したブロック状の加工肉ではない、
しっかりと肉本来の歯ごたえのする肉だった。

うまいうまい、と思っているうちに食べ終えていた。

ジョージありがとう。

0 件のコメント:

コメントを投稿