2014年1月22日水曜日

映画「探偵はBARにいる」は大泉洋&松田の兄ちゃん共演。横から高嶋政・伸安藤玉恵!の巻

(ネタバレ注意!)
うちの近くのビデオシティは、
GEOやTSUTAYAに比べたらそりゃ全然品揃えは悪いけど
洋画も邦画もしっかりツボ押さえちょん。
「あーこれ、観たかったんだよなぁ!」
っち思わせるかゆいところに手が届くラインナップ。
映画「探偵はBARにいる」もそのひとつで、
前から気になっちょったけど、やっと借りたに。


映画『探偵はBARにいる』予告編


大泉洋といえば今や知らない人はいない、
北海道が誇る天然パーマ系タレント。
共演に松田龍平
兄弟のギャツビーじゃない方
ちなみに松田龍平の奥さんは太田莉菜ってさっき知った!マジか!
『69 sixty nine』のレディジェーン役!

えーっと、物語はー。

札幌の繁華街「すすきの」の
とあるBARに電話をかければ、探偵に繋がる。
携帯電話は持たない主義だから
店の黒電話でクライアントと連絡をとる。

この探偵の名前は最後まで出ない。
周りの人々も彼の名前を呼ばない。

『シャーロックホームズ』『名探偵コナン』
『私立探偵濱マイク』などなど
探偵の名前を含めてイメージ付けされていた
今までの探偵像とは違う。

この「主人公の名前を出さない」
という設定がまず面白かった。

主人公の声でナレーションが入る演出は
初めの方は違和感があった。
というか、
「こんなクサい演出してて最後まで持つのかなぁ」
ち不安になった。

でもコレが慣れて来て、むしろ味になってくるんだから不思議。

要所要所で出てくる映像効果が全体のアクセントになってる。
カメラが縦になったり、
スローモーション使ったり、
人物の心情が様々な技法で表現される。

カメラワークも変わってる。
基本テンポよくポンポン進むのだが、
ビールを飲む人物のノド元にパンダウンしたり、
無難なカメラワークから逸脱した動きを
たまにするのが面白い。

この作品を観る4日前に
『ゴッドファーザー』を大阪で観ていたので、
マイケル・コルレオーネ
という単語の意味も理解できた。
岩淵(石橋蓮司)がドンで、
小雪と結婚しようとする男がマイケルってことだ。

主役のふたりはもちろん好きなんやけど、
その他にも思わず「おっ!」といってしまう方たちばかり。
吉高由里子が画面に出たときは、
どう物語に絡んでいくのかと
胸を踊らせたけど、マジで一瞬しか出てこんかった。
Oh...

高嶋政伸が出てきたときは、一瞬だれだか分からず、

「あれ?もしかして、高嶋政伸・・・?
キター!!」

ち一人でテンション上がっちょった。
高嶋政伸のなにがいいって
内なる狂気。

ドラマ「TRICK」の確か3部だったか、
たしかすげーうさん臭い役で出ちょったんやけど、
そんときの高笑いが今も鮮明に蘇る。
どんなに「わはは」と笑ってても、
目が笑っちょらんのよなー。
ビー玉みたいな目の奥が怖い。
今回もそんな狂った高嶋さんを拝めて大満足だったよ。

あとは、探偵行きつけの喫茶店のウエイトレスね!
安藤玉恵なんですよ。

「松ヶ根乱射事件」「ストロベリーショートケイクス」「ゆれる」「ディアドクター」「ぐるりのこと。」などなど数々の映画に出演しては、
その存在感を脳裏に焼き付けさせる魅力があるんよねー。

別に濡れ場でもないのに、
もうエロいんだこれが。
エロさと面白さの両刀使い!

この喫茶店に今すぐ行きたいと思ったよ。

後半、探偵が拉致られてボッコボコにされるんだけど、
包帯巻かれている姿が、

『ルパン三世カリオストロの城』の
ベッドで寝込んでるルパンにそっくりだった。

ピンピンしてるときは感じなかったのに。
包帯の巻き方とメイクの仕方がコミカルだったというのもあるけど、
ちょっと重なったなー。

大泉洋≠ルパン
瀕死の大泉洋≒瀕死のルパン

前半の面白くなさそうな空気を少し我慢すれば、
観ているうちにどんどん引き込まれていくので、
ご安心を!
(最後の結婚式のシーンはスカッとした。)

ちなみに探偵ものといえど、
犯人が誰なのかと探していくサスペンス要素はなく、
エンターテイメントオンリーでかっ飛ばしてるので
あしからず。

なんと調べたら興行収入よくて、2も撮られてたとは!
つか3も制作決定しちょんらしい!!

これは観なきゃ・・・!

0 件のコメント:

コメントを投稿