2014年1月21日火曜日

映画「藁の盾」観た

(ネタバレ注意!

映研の後輩であるカツオが
「面白かったですよ!」と言っていたので、
ネカフェで映画「藁の盾」を観た。

映画『藁の楯 わらのたて』予告編


監督は、
一年間にいったい何本撮っちょんの!?
すごいバイタリティやー!三池崇史監督

キャストは豪華でザッとこんな感じ。
大沢たかお/松嶋菜々子/藤原竜也/岸谷五朗/伊武雅刀/永山絢斗/余貴美子/山崎努

この物語、孫娘を殺された大富豪がブチキレて
強姦魔・清丸に10億の懸賞金をかける。
国民全員から命を狙われることになる清丸。
福岡県警に自首した清丸を東京まで護送する為に
SPが清丸の元に派遣される。
SPが凶悪犯を護送するという前代未聞のストーリー。
懸賞金目当てで清丸を殺そうとする裏切り者から
清丸を守るSPたちだが、
次第に護送班の内部でも心情が揺らぎ始め、
内紛が起きてゆく・・・。

とりあえずいえることは、
藤原竜也はハマり役だったと思う。
頭のイカれた変態、極悪非道な強姦魔。

藤原竜也の演技は限りなく舞台向きで、
映画に出たときの違和感が、
私は日頃からなんとなく、
好きになれず、
首をかしげていた。

映画「バトルロワイヤル」は、
深作演出、
つまり全体的に出演者皆が
派手な感情表現や、
台詞っぽい言い回しだから
あれはすんなり観れた。

この「藁の盾」の藤原竜也は
「本当にコイツヤバいやつなぁー」
っち感じる狂気が、
役と同化しちょった。
藤原竜也の深層の暗部、
あの冷えきった目つきを、
上手く演出しちょった。
観ている者として、
藤原竜也の演技に対して
好印象を持った。

白岩(松嶋菜々子の役)に関して、
私の見え方がおかしいのかもしれんのやけど、
「菜々子さん、銃の構え方変じゃない?」
ち思った。

私は銃を撃ったことも、
正式な構え方を習ったこともないのだが、
「それで合っちょん?」
ち思った。
そこみんなの意見聞かせてほしい・・・。

あとキャラに関しては、
白岩はあんだけ最初らへん、
「自分らは任務ですから、対象者に危害が及ぶ危険がある場合は
いかなるものも排除します。」
みたいなこと言いよったに、
途中の護送中の数々の窮地で気が変わったのか、
急に清丸に銃をつきつけ、殺そうとするところで
「えっ!!おまえもかーいっ!!」
っちなった。
白岩は最後まで任務を全うしようとする
優等生キャラやないん?
ち思ったんやけど、
銘苅(主人公)の信念を際立たせる為の演出かな
とも思ったので、よしとしよう。

そうそう、大沢たかお扮する主人公のSP、
銘苅一基の名字の「銘苅」って、
沖縄っぽい名前やなぁち思った。
大沢たかおっち
「悲しい過去を背負って生きる」
人を演じるのが上手いなぁ。
あと清丸と対峙して思いをぶちまけるときの
どアップが暑苦しくてよかった

台湾にいってわざわざ撮影したらしい
列車の護送シーン(日本で許可おりなかった)。
列車内の銃撃ってお決まりだけど、
入り口が前後しかないという閉鎖空間が、
緊迫した画になるんよねぇ。
好きだなぁー。

後半の車で逃亡するあたりからは、
ちょっと眠くなるけど
エンターテイメントとして、
しっかり楽しめました。

【見所まとめ】
大沢たかおのドアップ吐露。
藤原竜也の怪演。
松嶋菜々子の銃の構え方。

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