2014年4月5日土曜日

『キャリー(2013)観た』の巻

デ・パルマ版(1976)を堪能し、いても立ってもいられず早速借りてきた。
『キャリー(2013)』


女性監督のKimberly Peirceがメガホンを取り、
主演のキャリー役には人気女優の
Chloë Grace Moretz(『Kick Ass』『ダークシャドウ』)
彼女はまだ17歳なのに、芸歴は10年以上なんですって。

ストーリーはオリジナル版に忠実。
時代設定が現代なので、
高校生の開放的な性生活や、
動画を使ったイジメなど、
今風な表現が盛りだくさん。

プロムのシーンで、
Krewellaの「Live for the Night」が流れたときは
自分の中でタイムリーすぎて驚いた。

カットが高速でポンポン変わる最近のハリウッド映画は
アクション系だとスピード感があっていいのだが、
こういうホラー映画はあまりやりすぎると、
ワンシーンごとの印象が薄らいで軽く見えてしまうと思った。

「起承転結の『承』の部分(盛り上がるまでの構築)を
どれだけじっくり見せられるか」
しかも、
「お客に飽きさせずに引っ張れるか」
のバランスが難しいと感じた。

物語を丁寧に積み上げていって最後に「爆発」させるストーリーを
デパルマ版では、緩急をつけてうまく表現していた。
キンバリー版ではこの「爆発」の部分がCG使いまくりだったため、
キャリーの暴走シーンはもはやディザスターフィルム(災害映画)のようで、
ちょっと笑ってしまった。
(画的な迫力は存分に感じるのだけども)


でもクロエちゃんはかわいいし、演技うまかった。
プロムで投票用紙に自分の名前をサインするときの笑顔でキュン死にしそうになった。


痛々しい描写も少ないし、
無難に作られてるので見やすいよ!

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